受付時間

午前 8:30~10:00

診療予定表

 
午前 村木修
(手術)
熊谷伸
間宮大輔
熊谷伸
村木修
村木修
(手術)
間宮大輔
(手術)
午後 手術 ESWL 検査 手術 検査

※ESWL:体外衝撃波結石破砕
※検査:前立腺生検、尿管ステント挿入、尿路造影検査など

診療内容

泌尿器科は、1968年に開設され、1983年に福島県立医科大学泌尿器科より伊達智徳先生が常勤として赴任され発展してきました。 現在は、泌尿器科指導医2名(村木修、熊谷伸)と泌尿器科専攻医1名(間宮大輔)で診療しています。2026年4月より栃木県の獨協医科大学泌尿器科と提携し、専攻医の研修や教育にあたり、同大学の臨床研究にも参加を開始しています。

泌尿器科の代表的な病気には、、前立腺癌、前立腺肥大症、膀胱癌、腎盂尿管癌、腎癌、尿路感染症、尿路結石症、過活動膀胱、尿失禁等があります。 以下、簡単にそれぞれの病気について説明します。

  1. 前立腺癌
    • 前立腺癌は泌尿器科で最も多い癌です。
      前立腺癌の早期発見にはPSA(前立腺特異抗原)の血液検査が有効です。 50歳以上の方は是非PSAの検査を受けて下さい。PSAが高値の方は前立腺生検(組織検査)で癌細胞の有無を確認します。
      前立腺癌は予後の良い癌で様々な治療があります。
      (ex.手術、放射線療法、ホルモン療法など)
  2. 膀胱癌・腎孟尿管癌
    • 喫煙者に多い癌です。血尿が出ます。手術、膀胱内薬物注入療法、抗癌薬物療法などがあります。進行癌では免疫チェックポイント阻害薬も使用します。
  3. 腎癌
    • 症状がないことが多く、CTや超音波検査等で偶発的に見つかることが多くなっています。手術が原則です。
      進行癌では、分子標的治療、免疫チェックポイント阻害薬が使われます。
      抗癌剤が効かない癌です。
  4. 前立腺肥大症
    • 尿の勢いが悪い、尿が近い、夜間頻尿、残尿感、尿閉(尿が出せなくなる)などの症状が出ます。
      60歳以上男性50%に肥大があると言われます。その1/4に症状が出ます。
      薬物療法、手術などの治療法があります。
  5. 過活動膀胱
    • 頻尿、尿意切迫感、尿失禁などが出現します。40歳以上の男女8人に1人がこれらの症状をもつと言われる身近な疾患です。
  6. 尿路感染症、膀胱炎、腎盂腎炎、前立腺炎
    • 腎盂腎炎、前立腺炎は高熱を出し、高齢者では注意が必要です。
  7. 尿路結石症
    • 激しい腰痛と血尿が特徴的です。体外衝撃波結石破砕術(ESWL)や経尿道的結石破砕術(TUL)を中心に行なっていますが、大きな結石や珊瑚状結石に対しては、経皮的経尿道的同時破砕術(ECIRS)を行います。
  8. 女性の腹圧性尿失禁や骨盤内臓器脱
    • くしゃみをすると尿が漏れるような場合、腹圧性尿失禁が考えられます。また、出産や加齢に伴う骨盤底筋の弛緩により膀胱や子宮、直腸などが膣外に脱出する骨盤内臓器脱(膀胱瘤など)という状態もあります。まずは骨盤庭筋体操を行い保存的に治療します。 重症であれば手術による治療を考えます。
  9. 間質性膀胱炎
    • 尿がたまると下腹部が痛い、不快感がある、恥骨が痛い、足や頭に抜けるような不快感がある。 知らず知らずに早めに排尿するようになって頻尿を自覚する。このような場合は間質性膀胱炎かもしれません。 適切に診断がつけば症状の改善が見込めます。そのためには「膀胱水圧拡張術」が必要になります。 
  10. 精索静脈瘤
    • 陰嚢血管が瘤状に腫れる、痛みや不快感が出現します。男性不妊症の原因になるとも考えられています。

泌尿器科の手術について

  • 当科では、様々な手術法・治療法を用いて治療を行っております。
    手術はほぼ、内視鏡、腹腔鏡を使った低侵襲手術です。2024年6月からは手術支援ロボット(hinotori)を使ったロボット支援腹腔鏡手術を積極的に行なっています。
    前立腺癌に対するロボット支援手術から開始し、現在は、腎臓、膀胱の癌の手術は全てロボット手術を行なっています。

以下に主な手術・治療について説明します。

  1. 前立腺肥大症の手術
    • 経尿道的レーザー前立腺核出術(HoLEP: Holmium Laser Enucleation of Prostate)
      前立腺肥大症の肥大腺腫を、レーザーを用いてくり抜く手術です。出血も少なく、尿道を通して手術を行いますので、腹部に傷は付きません。前立腺肥大症の再発も抑えられます。全身麻酔で行います。入院期間は5日前後です。
    • WAVE治療
      水蒸気を経尿道的に注入することで肥大した前立腺組織が縮小します。10分程度の治療で非常に低侵襲です。
      出血のリスクが低い手術なので、抗血小板薬や抗凝固薬などを内服している方でも安全にできます。
  2. 前立腺癌に対する手術療法 
    • ロボット支援腹腔鏡下前立腺全摘除術
      県内で初めての国産手術支援ロボット「hinotori」が導入されました。高画質で拡大された3D画面を見ながら、ロボット操作により、より繊細で緻密な体に優しい手術が可能になります。癌の存在部位により勃起神経温存やリスクに応じて、拡大リンパ節郭清も行います。
  3. 腎癌の手術
    • ロボット支援腹腔鏡下腎部分切除
      腎癌(多くの場合腎細胞癌です)で、腎機能温存の目的で癌の部分のみ切除して、正常な腎組織を残す手術です。
    • ロボット支援腹腔鏡下腎全摘術
      大きな腎癌の場合、腎温存は困難ですので、腎全摘術が必要です。
  4. 腎盂尿管癌の手術
    • ロボット支援腹腔鏡下腎尿管全摘除術
      腎盂や尿管にできた癌は、腎尿管全摘術および膀胱部分切除術を行うのが標準治療です。
      腎尿管摘出から膀胱部分切除までロボット手術で行います。
      癌のグレードによりリンパ節郭清も行います。
      *症例によっては、尿管鏡による腫瘍切除のみを行い、腎温存も考慮します。
  5. 膀胱癌
    • 経尿道的膀胱腫瘍切除術(TURBT)
      表在性癌(早期癌)に対する術式です。膀胱の内側から腫瘍を切除するので体に傷は残りません。
    • 膀胱全摘
      進行性膀胱癌に対する術式です。
    • ロボット支援腹腔鏡下膀胱全摘
      基本的に腹膜温存、閉鎖し、術後の腸閉塞のリスクを最大限に低減します。女性では、卵巣、子宮、膣を完全に温存し骨盤底を再建、術後の小腸瘤のリスクを低減しています。尿路変向はhybrid方式で行っています。
    • 局路変向術
      膀胱を摘出した場合、その後の排尿方法が大きく変わります。

      1. 回腸導管造設
        →回腸という小腸の一部を切りはなして尿管をつなぎ、その回腸の端を腹壁からだします(ストーマ)。収尿パウチをつけます。
      2. 回腸利用新膀胱造設
        →回腸の一部を切り開いて縫い合わせ、新しい膀胱を作ります。
        尿道と縫合して、自排尿を可能にする方法です。
      3. 尿管皮膚瘻
        →尿管を直接腹壁から出します(ストーマ)。
  6. 尿路結石症の手術
    • 体外衝撃波結石破砕術(ESWL)
      基本的には外来での通院治療ですが、入院で行うこともできます。
    • 経尿道的尿管結石破砕術(TUL)
      尿道から膀胱、そして尿管まで細い内視鏡を挿入して、結石を直接観察しながら、レーザーやリトクラスト(結石を破砕する機械の一種)を用いて結石を破砕します。
      多くの場合、全身麻酔で行います。入院期間は3~5日です。
    • 経皮的腎結破石術(PNL)
      背部から腎盂内に内視鏡を挿入して、腎結石を破砕する手術です。
      腎内の大きな結石、多数個の結石、さんご状結石(腎盂内で鋳型になっている結石)などに行います。
    • ECIRS
      TULとPNLを組み合わせて腎尿管結石の手術を行います。
      腎内の大きな結石、多数個の結石、さんご状結石(腎盂内で鋳型になっている結石)などに行います。
  7. 間質性膀胱炎
    • 膀胱水圧拡張術・膀胱粘膜焼灼術
      麻酔をかけて、膀胱を拡げる手術です。
      DMSO注入も行っています。
  8. 精索静脈瘤
    • 顕微鏡下に低位精索静脈瘤結紮術
      1泊~2泊程度の入院です。

論文掲載

泌尿器科長 熊谷伸医師の以下の論文が、

「シネMRIを用いた前立腺切除術後の尿失禁に対する肛門挙筋収縮の影響の評価」

「Evaluation of the effect of levator ani muscle contraction on post-prostatectomy urinary incontinence using cine MRI」

国際学術誌出版社の「Wiley」において、2022年 ~ 2023 年の最も多く引用された論文トップ 10 の 1 つとして認証されています。

泌尿器科論文表彰

医師紹介

氏名 専門
熊谷 伸 日本泌尿器科学会専門医・指導医
日本泌尿器内視鏡学会技術認定医
日本内視鏡外科学会技術認定医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
ロボット支援手術プロクター
間宮 大輔 ロボット支援手術認定医
村木 修 前立腺癌・前立腺肥大症、尿路癌、緩和医療

泌尿器科医募集について

当科のモットーは『田舎でも最高の治療を』です。

当院は福島県最北部にあり、ほぼ宮城県との県境に位置します。医療圏としては、福島県伊達市、福島県伊達郡を中心としますが、宮城県白石市、刈田郡、伊具郡など広範囲に渡り、医療圏人口としては15万人ほどになります。この圏内には、総合病院泌尿器科の常勤医が非常に少なく、我々に求められる役割、期待は大きなものがあります。
これらの地域は農業都市という位置づけになります。所謂、田舎ではありますが、ほどよい田舎で、福島市や仙台市へは在来線でそれぞれ、15分、1時間ほどの距離です。患者さんは、農家さんが多く、みなさん仕事に謙虚で熱心であり、人の良い方ばかりです。今日のネット社会にも関わらず、この地域は、直接の人との付き合いを大事にする古き良き昭和を思わせるようなところです。
そんな田舎でも、我々は「田舎でも、今できる最高の治療を!地域の健康を守る!」を信条として日々診療を行っています。これまでは、癌に対しては、ほぼ全て腹腔鏡手術を行って参りましたが、2024年3月より初の国産手術支援ロボットが当院に導入されました。より高度な手術を提供できる設備が整いました。またHoLep、TUL、ECIRSなど良性疾患に対する手術も行っています。薬剤治療では、従来の抗癌剤治療、分子標的薬に加えて、最新の治療である免疫チェックポイント阻害薬を扱っており、また間質性膀胱炎に対するDMSOの臨床治験などにも参加しております。学術集会への参加も積極的に行い、最新の情報収集に努め、毎年学会発表も継続しています。疾患を問わず、地域の患者さんに可能な限りの治療を届けることが我々の使命と考えております。

自分の癌よりも、桃の状態を心配する患者さんを治療する。

当院を受診される患者さんは、農家さんが多いのですが、その多くが本物のプロの農家さんです。米、野菜、果物あらゆる種類の農家さんがいます。酪農家さんもいます。腎がんの手術が必要ですと説明しても、「そこは桃の大事な時期だから入院はできねえ。」「牛の世話するやつがいなくなったから手術延期してくれ。」や画像診断の予約をしたくても「人に頼まれた田植えがまだ予定たたねえから、まだ予約は決められねえな。」など言われることがよくあります。癌といわれても自分の仕事を全うしようとする姿にプロ意識の高さを感じます。以前は、「何よりもまず治療優先」の思いで、患者さんと衝突することもありましたが、プロ意識を尊重し、農繁期に合わせた医療を行っています。これがこの地域の医療です。この方々を合併症無く、仕事に戻してあげるのが自分たちの仕事であり、そのための技術向上が不可欠です。退院時の「どうもない、世話になったない(ありがとう、お世話になりました)。」は最高の感謝の言葉です。

我々は、愛、誠、勇を秘めた、ちょっと田舎好きのドクターを探しています。

都会で疲れた方、人生に変化を求めている方、献上桃を食べたい方、自分の技術を生かす場所を探している方、一緒に当院で仕事しませんか?
国籍、年齢、性別、容姿、出身大学、泌尿器科の経験年数は問いません。性格そこそこならどなたでも大歓迎です。24時間、365日お待ちしております。

待遇

詳細についてはこちらをご確認ください。

連絡先

〒969-1793福島県伊達郡国見町大字塚野目字三本木14
TEL:024-585-2121
FAX:024-585-5892
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