受付時間

午前 8:30~10:00

診療予定表

 
午前 熊谷伸
伊達智徳
村木修
熊谷伸
村木修
熊谷伸
伊達智徳 村木修
午後 手術・検査 村木修 手術・検査 手術・検査 手術・検査

※火曜日午後の診療は予約制です。
※木曜日は、主治医が伊達医師の患者さんのみ受診可能です。

診療内容

泌尿器科は、1968年に開設され、1983年から伊達智徳先生が常勤として赴任され発展してきました。 現在は、泌尿器科指導医2名(村木修、熊谷伸)と非常勤医1名(伊達智徳)で診察しています。

泌尿器科の代表的な病気には、前立腺癌、前立腺肥大症、膀胱炎、尿路結石症、頻尿・尿失禁等があります。 以下、簡単にそれぞれの病気について説明します。

  1. 前立腺癌
    • 前立腺癌は近年急激に増加しています。
      前立腺がんの早期発見にはPSA(前立腺特異抗原)の血液検査が有効です。 50歳以上の方は是非PSAの検査を受けて下さい。PSAが高値の方は前立腺生検(組織検査)で癌細胞の有無を確認します。
      前立腺癌は予後の良い癌で様々な治療があります。
      (ex.ホルモン療法、手術、放射線療法など)
    • 前立腺肥大症 (尿の勢いが悪い、尿が近い、夜間頻尿、残尿感、尿閉(尿が出せなくなる))
  2. 膀胱癌・腎孟尿管癌
    • 喫煙者に多い癌です。血尿が出ます。手術、膀胱内薬物注入療法、抗癌薬物療法などがあります。進行癌では免疫チェックポイント阻害薬も使用します。
  3. 腎癌
    • 症状がないことが多く、CTや超音波検査等で偶発的に見つかることが多くなっています。手術が原則です。
      進行癌では、分子標的治療、免疫チェックポイント阻害薬が使われます。
      抗癌剤が効かない癌です。
  4. 前立腺肥大症
    • 尿の勢いが悪い、尿が近い、夜間頻尿、残尿感、尿閉(尿が出せなくなる)などの症状が出ます。
      60歳以上男性50%に肥大があると言われます。その1/4に症状が出ます。
      薬物療法、手術などの治療法があります。
  5. 過活動膀胱
    • 頻尿、尿意切迫感、尿失禁などが出現します。40歳以上の男女8人に1人がこれらの症状をもつと言われる身近な疾患です。
  6. 尿路感染症、膀胱炎、腎盂腎炎、前立腺炎
    • 腎盂腎炎、前立腺炎は高熱を出し、高齢者では注意が必要です。
  7. 尿路結石症
    • 激しい腰痛と血尿が特徴的です。大きな結石では体外衝撃波結石破砕術(ESWL)や経尿道的結石破砕術を行います。ESWLは当科では1987年に伊達智徳医師が治療を開始して30年弱経過し、日本でも有数の歴史と実績を誇っています。
  8. 女性の腹圧性尿失禁や膀胱脱
    • くしゃみをすると尿が漏れるような場合、腹圧性尿失禁が考えられます。まずは骨盤庭筋体操を行い保存的に治療します。 重症であれば手術で積極的に治療を行います。また、膀胱脱の手術も積極的に行います。
  9. 間質性膀胱炎
    • 尿がたまると下腹部が痛い、不快感がある、恥骨が痛い、足や頭に抜けるような不快感がある。 知らず知らずに早めに排尿するようになって頻尿を自覚する。このような場合は間質性膀胱炎かもしれません。 適切に診断がつけば症状がつけば症状の改善が見込めます。そのためには「膀胱水圧拡張術」が必要になります。 当院は2010年から膀胱水圧拡張術を保険で行うことのできる施設に認定されました。
  10. 精索静脈瘤
    • 陰のう血管が瘤状に腫れる、痛みや不快感が出現します。男性不妊症の原因になるとも考えられています。

泌尿器科の手術について

当科では、様々な手術法・治療法を用いて治療を行っております。
特に腹腔鏡による手術を積極的に行っています。
腹腔鏡の利点は、創が小さいため術後回復が早く、痛みが少ないことです。

以下に主な手術・治療について説明します。

  1. 前立腺肥大症の手術
    • 経尿道的レーザー前立腺核出術(HoLep:Holmium  Lasorenuculation  of  Prostate)
      →前立腺肥大症の肥大腺腫を、レーザーを用いてくり抜く手術です。出血も少なく、尿道を通して手術を行いますので、腹部に傷は付きません。前立腺肥大症の再発も抑えられます。全身麻酔で行います。入院期間は5日前後です。
    • 経尿道的前立腺切除術(TUR-P)
      →従来から行っている手術です。全身麻酔又は腰椎麻酔で行います。入院期間は7日程度です。HoLepと同様に腹部に傷は付きません。
  2. 前立腺癌に対する手術療法
    • 腹腔鏡下前立腺全摘除術
      →下腹部に小さな穴を5か所開け、腹腔鏡(内視鏡のこと)を挿入して前立腺を摘出します。手術野を拡大してテレビ画面で見ながら手術を行います。腹部には小さな傷が残る程度です。全身麻酔の手術で、10日程度の入院です。
    • 開腹前立腺摘出術
      →ほとんどの場合、腹腔鏡で手術が可能ですが、鼠径ヘルニアの手術既往のある一部の患者さんや、下腹部に手術既往のある患者さんでは、腹腔鏡手術が困難なことがあります。そのような場合は、従来から行っている開腹による 前立腺全摘術を行います。全身麻酔の手術で10日程度の入院です。
  3. 腎癌の手術  ※腹腔鏡で行うのが基本です。
    • 腎部分切除
      →腎癌(多くの場合腎細胞癌です)で、腎機能温存の目的で癌の部分のみ切除して、正常な腎組織を残す手術です。腹腔鏡手術が中心ですが、開腹術が必要な患者さんの場合もあります。
    • 腎全摘術
      →大きな腎癌の場合、腎温存は困難ですので、腎全摘術が必要です。
      腹腔鏡手術または開腹術を癌の大きさや位置、腹部手術歴により決定します。
  4. 腎盂尿管癌の手術  ※腹腔鏡で行うのが基本です。
    • 腎盂や尿管にできた癌は、腎尿管全摘術および膀胱部分切除術が必要です。
    • 腎尿管の摘出は腹腔鏡で行い、下腹部正中切開で尿管下部の処理と膀胱部分切除を行います。
  5. 膀胱癌
    • 経尿道的膀胱腫瘍切除術(TURBT)
      →表在性癌(早期癌)に対する術式です。膀胱の内側から腫瘍を切除するので体に傷は残りません。
    • 膀胱全摘
      →進行性膀胱癌に対する術式です。
    • 腹腔鏡下膀胱全摘
      →腹部を大きく切らずに腹部に小さな穴をあけて、腹腔鏡で見ながら膀胱を摘出します。
      進行癌でも比較的病巣の小さいものに対して行います。
    • 開腹膀胱全摘
      →腹部の手術歴のある方や腹腔鏡手術のリスクのある方に行う従来法です。
    • 局路変向術
      →膀胱を摘出した場合、その後の排尿方法が大きく変わります。

      1. 回腸導管造設
        →回腸という小腸の一部を切りはなして尿管をつなぎ、その回腸の端を腹壁からだします(ストーマ)。収尿パウチをつけます。
      2. 回腸利用新膀胱造設
        →回腸の一部を切り開いて縫い合わせ、新しい膀胱を作ります。
        尿道と縫合して、自排尿を可能にする方法です。
      3. 尿管皮膚瘻
        →尿管を直接腹壁から出します(ストーマ)。
  6. 尿路結石症の手術
    • 体外衝撃波結石破砕術(ESWL)
      →当院では1986年から行っており、東北地方では最初のESWL実施病院でした。
    • 経尿道的尿管結石破砕術(TUL)
      →尿道から膀胱、そして尿管まで細い内視鏡を挿入して、結石を直接観察しながら、レーザーやリトクラスト(結石を破砕する機械の一種)を用いて結石を破砕します。
      多くの場合、全身麻酔で行います。入院期間は3~5日です。
    • 経皮的腎結破石術(PNL)
      →背部から腎盂内に内視鏡を挿入して、腎結石を破砕する手術です。
      腎内の大きな結石、多数個の結石、さんご状結石(腎盂内で鋳型になっている結石)などに行います。
    • TUL assisted PNL(TAP)
      →TULとPNLを組み合わせて腎尿管結石の手術を行います。
      腎内の大きな結石、多数個の結石、さんご状結石(腎盂内で鋳型になっている結石)などに行います。
  7. 間質性膀胱炎
    • 膀胱水圧拡張術で積極的に治療を行っています。麻酔をかけて、膀胱を拡げる手術です。
    • 当院は2010年から膀胱水圧拡張術を保険で行うことのできる施設に認定されています。
  8. 精索静脈瘤
    • 顕微鏡下に低位精索静脈瘤結紮術を行っています。
    • 1泊~2泊程度の入院です。

その他の治療

ラジウム223(ゾーフィゴ)を用いた骨転移を有する去勢抵抗性前立腺癌の治療

  • 当院では、去勢抵抗性前立腺癌(ホルモン療法を行っていても前立腺癌が進行してしまった状態)で、骨転移を有している患者さんに対して、ラジウム223を用いて骨転移部の治療を行っています。
  • ラジウム223を注射すると、骨転移部位にラジウム223が集まって、α線を放出することで骨転移部の治療を行います。

医師紹介

氏名 専門
村木 修 前立腺癌・前立腺肥大症、尿路癌、緩和医療
熊谷 伸 日本泌尿器科学会専門医・指導医
日本泌尿器内視鏡学会技術認定医
日本内視鏡外科学会技術認定医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
伊達 智徳 尿路結石症、排尿障害