FIB-4indexを知っていますか?

肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれているのはご存じでしょうか?
とても再生能力の高い臓器であり、病気がかなり進行しない限り自覚症状として表れないことが多くあります。
近年では、生活習慣病に伴う”脂肪肝”から肝炎への病態進行増加が注目されています。このような脂肪肝から肝炎に至るまでの
病態というのは普段の生活において自覚されにくく、肝硬変や肝がんになってからようやく発見されるというパターンが少なくありません。
そのため、肝硬変などの慢性肝疾患につながる「肝臓の繊維化」がどの程度進行しているか定期的にチェックが重要になります。
その方法を簡単にご紹介いたします!

FIB-4indexとは?

健康診断や定期的な血液検査などでよく測定される「AST」「ALT」「血小板数」の検査データと自身の年齢を用いて算出される値。
肝臓の繊維化を推測する指標とされています。
当院では上記の項目がオーダーされている場合、自動でFIB-4indexを算出しておりますので、是非一度、検査結果をご確認ください。

検査値

  • 基準値:1.30以下
  • 腹部エコー検査等を推奨:2.50以上
  • 消化器科受診が推奨される:3.00以上