- 男性職員の育休取得 -

 

育休はいつからどれくらい取得しましたか?

出産当日から20日間、生後2カ月後の16日間と2回取得しました。

育休を取得しようと思ったきっかけはなんですか?

4月の出産で、次女の小学校入学や長男の幼稚園入園などが重なり、環境の変化に伴う妻の負担や不安をできる限り軽減したいと思い、育児休暇制度を利用しようと考えました。

実際に育休を取得することになり、周りの反応はどのような感じでしたか?

 

同部署の皆様には静かになるといわれました!

育休中は主にどのようなことをしていましたか?

目に入る事はなんでもしました。正直今までは誰かがしてくれるだろう…という甘えが常にありましたが、
根本的にその考えを捨て、全部自分がやる!という気持ちで臨みました。

育休中に苦労したことや思い出に残っているものがあったら教えてください

当然ですが激動の日々が突然始まりまして、心の準備はしていたつもりでしたが、いざするとなると思っているようにできないできない…。実際にしないとわからないこともたくさんあり、まさしく日進月歩状態。
一番大変だったことは…
次女が小学校入学してすぐに遠足があり、お弁当をつくったことです。
遠足早くね?もうちょっと小学校に慣れてからの方が楽しめるじゃん!?と軽く現実逃避していましたが、雨でもお弁当ありと連絡帳に書いてあり…
逃げずに戦いました!

 

 

育休取得前にやってよかったこと又はやっておけばよかったことはありましたか?

自分だけしかわからない・できないことを極力減らすこと。年齢的にもある程度管理する業務や、ルーチン以外にも求められることが増えてきました。
自分がいなくても滞りなく行えるようなシステムを、急にではなく半年ぐらいを目途に構築しようと考え実践しました。

育休から復帰する上で不安なことはありましたか?

なんともいえない不安はありました。1か月に満たないお休みでもこのような不安があるということは、半年、1年間育児休暇を取得した方は私よりもずっと不安があるだろうと感じました。

今後育休を考えている男性に一言お願いします

ひとにたよるな!じぶんでやれ!

育休を取得したことで変化した価値観・考え方はありますか?

少し哲学的ですが…。
物事というのは見えてる部分がすべてではなく、見えない部分があるからこそ成り立っていると。実際に100%育児をさせて頂き改めてそう感じました。

今後どのような取り組みをすれば積極的に育児休業を取得する男性職員が増えると思いますか?
また、どのような取り組みをしてほしいですか?

男性にとって一番気になることは収入面ではないかと思います。
給付金額や支給される時期、税金などへの影響とわからないことも多く、長い期間取得するのは不安だと感じました。実際に私自身は色々と調べて休暇を取得しましたが、正直知らなければ損することも多々あると感じます。誰が取得しても平等になるように、アドバイザーやシミュレーションができる環境があれば、より安心して男性の育児休暇取得率も増えるのではないかと思います。

育休を取得してみての感想をお願いします

今回藤田病院初の男性育児休暇を取得させて頂きまして、関係各位の皆様に感謝致します。
「百聞は一見にしかず」とは言いますが、実際に経験することで、また一つ親としても人としても成長できたのではないかと思っています。
はずかしながら以前は、やらないのに意見を言ったり、できないのに文句を言ったりと私自身至らない部分も多々ありました。ただ今回の育児休暇を通して、まず人にたよらず自分でやる!と心に決め、キャラ弁にも挑戦しましたし、目に入るものは全部自分のテリトリーだと意識を変え育児休暇もとより主夫として、また父として何事にも邁進しました。
目につく表と目につかない裏。男性の皆様ぜひ裏にも目を向けてください。思っているよりも100倍大変です。そしてもう一つ大切なこと。感謝の気持ちは声に出すことです。「ありがとう」に勝る言葉はありません。私のこの経験が今後皆様のご参考になれば幸いです。