Vol.4
小児科での1日

COLUMN

 

Vol.4 小児科での1日


こんにちは。研修医一年目の清水利香と申します。
コラムということで、私が今研修させていただいている小児科での1日を記してみたいと思います。

まず、朝病院に来て初めにやることは入院患者さんのカルテのチェックです。前日の夜や休日など自分が院内にいなかった間の患者さんの様子を把握します。それが終わると上級医の先生方と一緒に回診に行きます。

小さいお子さんの場合、体調の変化をご本人だけでなく付き添いの親御さんにも確認し今後の治療方針に変更があるかを上級医の先生方と検討します。また回診後はカルテを記載します。

回診が終わると午前中は外来に行きます。上級医の先生方の外来を見学したり、時には自分で診察を行い、検査や処方薬を検討しプレゼンを行いその都度フィードバックをいただきます。採血や点滴などの手技も機会があれば積極的にやらせていただいています。

小さな手の細い血管からの採血やルート確保はとても難しく毎回苦戦しながら頑張っています。

午後は月曜日と水曜日は病棟カンファ、火曜日と木曜日は予防接種があります。

ここでは経口、筋注、皮下注、BCGなど様々な方法の注射を経験することができました。

その後は再び外来で研修を行います。

小児科の診療は成人とは違い、直接患者さん本人が症状を訴えることができない場合があります。そのため成人以上に身体診察や付き添い方からの情報収集が大切だと感じています。

しかしそれが意外と難しく、外来で1人の患者さんを最初から最後まで診るということの難しさを日々痛感しています。と同時に自分の処方で元気になる患者さんを見て未熟ながら医師としてのやりがいも感じています。

最後にこの場をお借りして日々ご指導いただいております、指導医の先生方、病院関係者の皆様、地域の皆様に厚くお礼申し上げます。

今後とも良き医師となれるよう精一杯精進してまいります。

前の記事

Vol.4 1年次 佐藤美佳

次の記事

Vol.5
内科での2カ月