Vol.2
小児科での1日

COLUMN

 

Vol.1 小児科研修での1日


初めまして、初期研修医1年目の熊中貴弘といいます。入職してから早くも1年が経とうとしています。コラムということで、私からは小児科研修での1日を書かせていただきたいと思います。と言いましても私は文章を書くのは苦手ですので、多少の駄文はお許しください。

まずは朝、病院に出勤してからカルテで患者さんの状態を把握しておきます。病棟に患者さんがいらっしゃるときは、8時半から指導医の先生方と一緒に病棟回診があるので、その前に発熱などはどうなっているかなどを把握しておく必要があります。その後、先生方と病棟回診を行い患者さんの方針をどうするかなどをカンファレンスで話し、内容をカルテに記載しています。
病棟回診の後は、指導医の先生の外来診察を見学しつつ、一部の患者さんの外来診察を行っています。血液検査が必要な患者さんがいた場合は、看護師さんの代わりに採血を行ったり、午前中はこのような流れで過ごしています。

午後になりますと月曜日と水曜日は病棟カンファレンスを行っています。病棟カンファレンスでは入院している患者さんの疾患、現行治療や今後の方針を把握し、簡潔に言えるように要点を絞ることを意識しながら指導医の先生や看護師さんにプレゼンを行っています。また、火曜日と木曜日はお子さんの予防接種を行っているので、注射の方法などをあらかじめ勉強した上で予防接種の注射をしています。そして病棟カンファレンスや予防接種が終わると外来に戻り、午前中と同じく見学や診察・採血を行ったりしています。

午後の外来が終わると入院している患者さんの夕回診に行きます。日中の様子はどうだったかなどは昼休みなどの把握できる時間帯にしておき、変わった情報があれば指導医の先生に報告し今後の方針などの小カンファを行っていました。

以上が当院小児科研修の1日の流れです。

小児科研修中は採血を行ったり、点滴のラインをとろうとするときに子供に泣かれ、暴れられるのが日常茶飯事です(笑)。子供が泣いている中、これらのことをしているときは心の中で謝りながら頑張っています。私が泣かれながらも頑張ることができるのには大きな理由が一つあります。それは子供たちの笑顔が励みになるからです。大人の方もそうですが、子供の場合は特に元気でいてくれると診察するこちらも自然と元気を貰い、陰鬱とした気分がなくなります。だから小児科に来院したり、入院している子供たちにはいち早く元気になってほしいので一生懸命頑張っています。