EDUCATION AND TRAINING CENTER
教育研修センターとは
平成29年5月1日より運用を開始し、研修会・研修医セミナー・地域医療体験研修・見学会等の企画・運営、研修を円滑に行うためのシミュレータ管理などを主な業務としている部署です。
どんな設備があるの?
医療従事者の能力の向上を図るため、さまざまなシミュレータ等を使用し、医療技術の指導及び援助を行うことを目的に研修を行っています。
実際の急患室を想定した設備が整っているので、下記のシミュレータを使用し、研修終了後率先して主体的に練習をしている様子も多く見受けられます。
研修センター室の物品も実際の当院の急患室をイメージしてレイアウトしているので、本物さながらの研修ができて気分があがります!!
なにができる?
- SimMan Essential(シムマンエッセンシャル)のシナリオというプログラムを使用し、実際に医師が行った処置のデータを反映させることにより、人形の容態が良くなったり悪くなったりというのを体験できます
- SonoSim(ソノシム)超音波診断コンテンツには、FASTに気胸診断を加えたeFAST, 救急でのショック診断に用いられるRUSH, 及び救急心エコー診断のeFATEトレーニング用のシナリオを利用し、患者さんのエコーをみながらSimManに処置を行うことができます
- 大人や小児の注射全般の手技(手背静注、点滴静注、筋注etc…)
- 大人、小人、幼児のCPR・AEDの装着体験
- 導尿・浣腸の手技
- 吸引トレーニング
- 大腸内視鏡、上部内視鏡
- 縫合手技
- 末梢挿入中心静脈カテーテルの手技
- 腰椎・硬膜外穿刺の手技
研修の頻度は?
※CPR研修は全職種を対象に行っているため研修回数が多くなっております
※2023年度実績
研修センターでは毎年約30回の実技研修を行っており、年間で多くの研修をしっかり行えるよう、月ごとのスケジュールを立てて実施しています。
上記の研修は毎年2年次の先生にどの研修をどのくらいの頻度で実施したかったかアンケートを行い、その結果を反映させたものです。
研修センターのメンバー
研修センターを利用している研修医からの感想
- フィジカルアセスメント研修で実際に投薬した結果がしっかり反映されているので、自分の行った行為が正しかったかどうかがわかるのが嬉しい
- SimMan Essential(シムマンエッセンシャル)を使用して気管挿管の練習ができるのが嬉しい
- 周囲から評価されている緊張感と、SimMan Essential(シムマンエッセンシャル)を救命させないといけないという緊張感が同時に襲ってきましたが、シミュレータの機能が優れていて対応しやすかった
- 実際に当院の救患室と同じ物品がそろっているので、実戦さながらに研修を行えてよかった
- シミュレータに実際に注射をして正常なところにきちんと打てているかの判定が見れるので結果がすぐにわかってよかった
- フィジカルアセスメントを最初に行った時に初回ということもありオーダーを出すことが出来ませんでした。
ABCDの順に安定させるときに、原因を取り除いてからバイタルサインが正常になるのにかかる時間が分かっていなかったので、処置が不十分だったり間違っているのか不安になりましたが、実際に現場ではある事なので、事前に救急の練習をできるのは為になります - 自分で不安な手技を好きな時間に練習できるのが嬉しい