初期臨床研修医・1
職場の雰囲気はどうですか?
仕事や対応で困ったときは、医局の常勤の先生はもちろん、病棟の看護師さんや薬剤師さんといったスタッフの方々が優しく、時には熱くアドバイスいただける、とてもアットホームな病院です、また医局では同期の研修医といつでも情報交換して切磋琢磨し合える環境があることが嬉しいですね。
仕事のやりがい、喜びは何ですか?
救急や外来で調子がとても悪い患者さんを診察し、研修している科で入院加療となることが時々あります。その日のうちに投薬、点滴といった緊急時対応をとり、検査して原因を探る…その過程で徐々に状態が改善し、晴れて退院となった日に感謝の言葉をいただけることが一番やりがいを感じる瞬間です。
現在の仕事について聞かせてください。
日常の業務として、病棟での入院患者さんについて回診し、毎日カルテを記入して状態を把握しています。治療方針を主治医の先生に相談し、改善点をご指導いただいています。印象深い業務として、月に3~4回の日当直に入ることができます。私のような研修医一人ではなく、必ず上級医の先生もいてくださるため、重篤な患者さんでも焦らず対応でき、とても心強いです。
当院に就職したきっかけを教えてください。
東日本大震災により被災した福島県民の一人として、慣れ親しんだ地域での医療に貢献したいことが理由の一つです。また、公立藤田総合病院の研修センターには各種シミュレーターを用いたエコー検査・縫合といった手技トレーニングがとても充実しており、時間を見ていつでも練習ができることが魅力的に感じました。
就職希望者へのメッセージをお願いします。
このページを見てくださった学生の皆さんも、卒業して間もなく配属となれば仕事への不安を抱えることと思います。一方で、実際の仕事で必要なことは座学だけでは得られないとすぐに痛感することでしょう。しかし、前述の通り医師だけではなく多くのスタッフの方々が必ずサポートしてくださるので、一人で抱え込む必要はありません。
まずは是非とも見学会などで院内の様子を体験していただきたいです。そして、2年間の研修を私たちと一緒に公立藤田総合病院で過ごしてみませんか!
初期臨床研修医・2
職場の雰囲気
まだ入職して3ヶ月ほどでわからないことが多いですが、医師間やコメディカルの方々との間の垣根が低いため、わからないことや困ったことがあればすぐに相談できる環境なのがありがたいです。医局の雰囲気ですが、個人のブースがあるためある程度しっかりプライベートは確保されつつ、他の先生方との交流がもちやすいようになっています。
やりがい、喜び
学生のころの実習ではなかなか一人の患者さんの入院から退院までをみることは出来なかったので、具合の悪かった患者さんが良くなって退院された時や、その後の外来で元気な顔をみると本当に嬉しい気持ちになります。
また、現在消化器内科で研修を行っているのですが、初めは上手くできなかった内視鏡が、回数を重ねる内に何とか一人でできるようになった時には大きな達成感を感じました。
現在の仕事のこと
上記の通り現在消化器内科で研修を行っていますが、初診の患者さんへの対応から内視鏡などの手技まで幅広く学ぶことができています。
平日日中の救急車のファーストタッチや、5月の連休明けから始まった日直、当直はとても緊張しますが、上の先生と相談しながら対応に当たるのでとても心強いです。
研修医向けのトレーニングも充実しており、専門の先生や看護師さんから、実習で学んだけれども忘れかけてしまっていたり、実際に現場でよく使うのに今まで学習する機会がなかったりする知識・手技を学ぶことができるのでとても為になります。
就職したきっかけ
もともと県内の病院での研修を希望していたのですが、どこの病院にするか決めておらず、先輩の研修先だということで公立藤田総合病院の見学会に軽い気持ちで参加しました。実際に病院を見学してみて、院内の様子をみたり、研修医の先生方に話を聞いたりするうちにここでの研修を考えるようになりました。また、ある程度研修に必要な科がそろっていること、福利厚生がしっかりしていることも大きなポイントでした。
就職希望者へのメッセージ
言葉では上手く伝わらないところも多いと思うので、ぜひ病院見学会に参加して院内や医局の雰囲気を感じてみてください。お待ちしています!
研修体制の特色
当院での初期研修は、“研修医が研修をしやすい研修”を目指し、研修・教育・環境・雰囲気を充実
させています。
初期研修医オリエンテーション
新採用職員合同オリエンテーション3日間終了後、約1週間初期研修医オリエンテーションを行います。各コ・メディカル部門の見学・実習を通して、実際の臨床研修の流れをイメージすることができ、チーム医療に役立てることができます。
また、看護部と合同で「点滴・採血の実習」や「手洗い・防護用具の実習」、「電子カルテの操作研修」などを行います。
シミュレーショントレーニング
基本的な手技習得のための教育研修センターがあり、実際の患者さんと同じように様々な状況を再現することができるシミュレーター「SimMan」を導入し、定期的にシミュレーショントレーニングを実施することによって、臨床パフォーマンスの向上を目指しています。
研修医セミナー
研修医を対象に、院外からスーパードクターをお招きし、最新の治療や高度な医療、診断のつけ方など実践的なセミナーを開催しています。
CPC(病理学的検討会)
当院では週に2日、福島県立医科大学附属病院の基礎病理学講座より先生をお招きし、病理診断をして頂いています。そのような環境の中で、研修医が臨床の現場で経験した症例について、CPCを実施しています。
カンファランス
放射線カンファランス
毎週金曜日の午後5時から、福島県立医科大学附属病院の放射線科学講座より先生をお招きし、放射線カンファランスを行っています。
自身の受け持つ症例に対して専門的な見解を伺うことで、効果的に診断、治療へ活かすことができます。また、カンファランスを通して読影の技術や診断能力が向上します。
消化器科・外科合同カンファランス
毎週火曜日の午後4時30分より、消化器科と外科の合同カンファランスを行っています。内科系、外科系それぞれのアプローチにより診断や治療の方針を検討します。
系統講義
3ヶ月間の内科研修後に各科の研修が開始となる7月前に、各診療科の指導医による系統講義を実施しています。研修が開始になる前に、それぞれの診療科における主要な症例について具体的に学ぶことで、実際の研修現場に役立てることができ、研修をスムーズに進めることができます。
災害時のための訓練
伊達地方消防組合と合同で「トリアージ訓練」、「災害時の現場医療」、「トリアージタグの扱い方」についての勉強会を毎年実施しています。
傷病者が同時多発的に発生する非常事態を想定し、多数の模擬患者により臨場感のある災害現場を再現して行います。患者の数に比して、医療側の人員・物資が圧倒的に不足する災害時に、医療機関は必要に応じて「トリアージ」を行わなければなりません。
災害医療の観点からどのような対応が望ましいか、また一医療人としてどのように行動すべきか、改めて考えることのできる貴重な経験となります。
研修の評価と修了証の交付
オンライン卒後臨床研修システム(EPOC)および提出された研修記録を基に研修管理委員会において、当院プログラムの目的を達成したと認められる研修医に対して研修修了証を交付します。
研修環境
研修医の皆さんは、「医局の個人ブース」、「研修医室」、「図書室」、「宿舎」などを利用いただけます。「医局」は、全ての診療科の医師が集まる中で、研修医の皆さんにも個人ブースが与えられるため、プライバシーが確保され、気兼ねなく自由に過ごすことができます。「研修医室」は、PC・TV・ベッド・洗面台等を完備しています。「図書室」では、蔵書の他に約50種の雑誌を所蔵し、その他にインターネット、電子カルテを利用できます。
さらに、「宿舎」は全額病院で負担しますので、経済的にも研修に集中することができます。
令和2年度初期研修医募集要項
募集人数 | 6名 |
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応募資格 | 令和2年度医師国家試験合格見込者または医師免許取得者 |
面接試験 | 令和2年8月25日(火) ※この日に受験できない方は個別に対応します。下記応募先へお問い合わせ下さい。 |
採用の決定 | 選考結果を郵送にて通知します |
出願書類 |
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提出期限 | 令和2年8月14日(金) |
応募先 | 住所:〒969-1793 福島県伊達郡国見町大字塚野目字三本木14 担当:総務課 佐藤久美子 |
研修医処遇
勤務時間 | 常勤:8時30分~17時15分(うち休息時間60分) |
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給与(諸手当込) | 1年次:470,000円/月(基本給35万円、諸手当12万円) 2年次:500,000円/月(基本給38万円、諸手当12万円) |
賞与(年2回) | 1年次:580,000円 2年次:970,000円 |
手当 | 時間外手当、休日手当、通勤手当、当直手当(3万円/1回) |
保険 | 病院及び個人加入 ※保険料は病院負担 |
医師賠償責任保険 |
病院及び個人加入 |
宿舎 |
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研修医室 | あり(※研修医室の他に医局に個人ブース有) |
健康管理 | 健康診断(年2回) |
休暇 | 土曜日、日曜及び祝日法に規定する日 |
その他 | 学会、研修会参加奨励 ※参加費は全額病院負担 |