先日、初期臨床研修医を対象にフィジカル・アセスメント研修が行われました。

この研修は、薬剤の投与や酸素マスクの処置などを行うことで血圧や心拍数などの情報が変動する人型のシミュレーターを用いて、研修医が二人一組になり、緊急の処置を必要とする状態の患者さんに対し治療を行い、救命を目指すという形式で行われます。

今回の研修では、あらかじめ病院到着時の患者さんの状態についての情報が与えられており、その対応について予習したうえで実際に対応に当たりました。しかし実際に始まってみると思ったように治療を進めることができず、大学までで学ぶ機会の少なかった、実臨床で必要とされる知識や予想外の状況変化に臨機応変に対応するための力が不足していることに気付きました。

病状を改善させるためにどんな薬が必要か、という知識があっても、その投与量や、静脈内注射、筋肉内注射など投与経路の違い、また点滴で投与する場合はその投与速度などを知らなければ、実際に使用することができないということを痛感し、これからの勉強への意欲につながりました。

研修の後には、実際に自分たちが処置を行う様子を撮影したビデオを見ながら、ベテランの先生方からアドバイスを頂いたり、実際の臨床現場ならではの注意点を学んだりしました。さらに自分達の処置をビデオで見ることにより、自分自身の問題点を客観的に見直すことができ、また全体の様子を俯瞰することで役割分担の改善点等を確認することができました。

今後も定期的にフィジカルアセスメント研修は開催されるため、次回以降はさらに藤田病院での臨床研修の成果をフィジカルアセスメント研修で発揮できるよう、またフィジカルアセスメント研修で学んだことを臨床現場で役立てていけるよう努力していきたいと考えています。

(初期研修医 佐藤雅紘)