本文へスキップ

公立藤田総合病院長の挨拶になります。当院のこれからの基本方針など、病院長の考えがコンパクトにまとめられておりますので、ぜひご覧ください。


〒969-1793 福島県伊達郡国見町大字塚野目字三本木14

お問い合わせはTEL.024-585-2121


院長挨拶director greeting

院長就任と病院の今後

堀川哲男

院長 堀川哲男

平成20年4月より新しく私が病院長に就任し地域住民の健康を守る大役を引き受けることになりました。
病院職員の先頭に立って日常の診療や病院の運営に頑張りたいと思いますので、住民の皆様にはご支援のほどよろしくお願いします。

○地域住民が医療を守る

休日や夜間に救急患者の引受先病院が見つからず救急車たらい廻し、医療ミスだと医療裁判増加、地域の中核病院で医師がいなくなり 病院閉鎖など、最近度々マスコミで地域医療の崩壊が叫ばれています。
政府は財政難とのことでベッド数削減・病院統廃合ネットワーク化・経営形態の見直しなど強引に進めています。医師不足が病院勤務医の激務を 招き「展望が持てない」とさらに医師が退職し悪循環となっていることが大きな原因の一つでしょう。一晩寝ずに当直して翌日もまた診療、午前中外来診療をして 昼休みもとらずに手術や検査、書類記載やら学校検診、難しい症例の調べものや学会の準備、各種委員会への出席など医師は一日中神経をすり減らして働いているのです。 関西のある町の小児科の母親たちが「コンビニ受診控よう」とよびかけ住民が参加した活動が注目されています。「地域医療が崩壊してからでは遅い」と安易な時間外受診や理不尽な病院への要求を考え直し感謝を持って一緒に協力して安心して暮らせる地域医療作りをする運動です。 私たちも地域の皆様のご理解を得ながら信頼し合って素晴らしい病院にしていきたいと思っています。

○在宅医療と予防医学の充実

75歳以上が対象となる後期高齢者医療制度が4月からスタートします。ライフステージにかかわる何かでも相談できる「かかりつけ医」を作り医療から介護までサポートしようとするものです。 また死亡原因の2/3、医療費の1/3が加齢による生活習慣病つまり肥満、高血圧、糖尿病、高脂血症などが占めていることから治療する医療から予防する医療へと政策転換し対策を進めています。 同じく4月から始まる40〜74歳の被保険者被扶養者を対象とする特定検診・特定保健指導事業も義務化されました。内臓脂肪をウエストサイズで測定しメタボリックシンドロームの診断をつけ食事療法 運動療法の保健指導をして医療費の抑制を図るというもので「健康日本21」で目標にされたものです。 私が専門の整形外科でも重篤な合併症を起こしやすい大腿骨頸部骨折を予防するための転倒予防教室が推進されています。その他、最善を尽くしてもやがて死期を迎える修末期医療や脳血管障害・骨折での不自由や認知症の介護などを自宅で行う地域住民の健康管理のための在宅医療も推進しようとしています。 これらの事業のために私たちは従来の各科の専門的な医療に加えて健康管理センターを新たに立ち上げるとともに地域医療部も一層充実させて対応していきたいと思います。この様に少子高齢化が進む中にあって医療は日々めまぐるしく進歩しています。 地域住民の健康と福祉を守るために情報を開示しながら住民の皆様と一緒になりしっかりと病院を運営していきますのでご協力のほど宜しくお願いします。


はてなブックマークに追加